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地域科学の実践
2023年2月9日
2日目 グリーンパワー・キッズプログラム
1日目についての記事はこちら↓
地域科学研究所|大川原高原“つくる”高原プロジェクト(徳島県佐那河内村)-地域科学の実践
大川原高原では、再生可能エネルギーである風力発電施設の風車が、尾根に15基設置されています。2日目は風力発電を通して、発電・エネルギーについて学ぶことができるワークショップを実施しました。
第1部 風力発電事業者に聞く!風力発電の仕組みと施設見学
第1部では、風力発電で使われている風車についての説明や、実際に現地の風車を見学しました。風力発電事業者のユーラスエナジー様と風車のメンテナンス等を実施されている四電エンジニアリング様にご協力いただき、詳しくお話を聞くことができました。
風車のメンテナンスでは、安全装備を装着し、点検や補修を行っており、上からの風景は絶景だそうです。ブレード(羽)のメンテナンスをするときは、忍者のようにワイヤーを使って行うこともあるとか・・・
実際に風車の中を見学しました。予想と違って中は空洞。エレベーターで上まで登り、メンテナンスをするそうです。
最後はクイズ形式でおさらいしました。実際に勉強したこと、お話で聞いたことを思い出し、皆さん積極的に参加されていました。実物の風車を間近で見ることができ、発電の仕組みやメンテナンス方法も知り、終わるころには参加者の皆さまも風力発電について詳しくなっていました。
第2部 エネルギーを創って、理解を深めるワークショップ
第2部では風車の羽を自作し、発電にチャレンジしました!まず、先生から風力発電の仕組みやメリット・デメリットなどを教えていただきました。見学した風車や教えてもらった羽の例を参考にしながら、各々好きな素材を使って、羽の角度や間隔を工夫して、良く回るように調整しています。扇風機で風を当てて、羽を回します。実際の風力発電と同じですね。果たしてうまくいくのか・・・皆さんドキドキしながら作成していました。羽が上手くできていると勢いよく回り、モーターとつないだ発光ダイオードが光ります。うまく光らせられたときは、皆さん喜んでいました!
参加者の皆さまは積極的に手を動かし、試行錯誤を繰り返す中で、風力発電への理解がより一層進んだようです。
身近な施設から〇〇を”つくる”
今回は、『大川原高原“つくる”高原プロジェクト』の一環として、大川原高原を舞台に "まなぶ”を "つくる"、という取り組みでした。2日間とも天候に恵まれ、イベントは大成功でした!
大川原高原、ヒルトップハウスには、あじさいやきれいな星空、風車のある景色を求めて、多くの方が訪れます。そんな強みや特徴から生まれたワークショップです。
天体望遠鏡 を ”つくる”
風力発電 を ”つくる”
きくだけではない学ぶ場、手を動かして考え、"つくり"ながら学ぶ場
そんな場を”つくる” プロジェクトになったのではないでしょうか!
今回の取り組みを通して得た気づきや、参加者からのアンケートを参考に、今後もよりよいコンテンツを作り、大川原高原を盛り上げていければと思います!