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地域科学の実践
2024年11月14日
大分県立豊南高校、佐伯のまちの未来を紡ぐプロジェクト
株式会社地域科学研究所PUBLIC+チームとサイキネオヤンキーで取り組む、大分県立佐伯豊南高校での2学期授業が始まりました。この記事では、1学期の授業を振り返りつつ、2学期に向けた新たな挑戦についてお伝えします。
高校生たちがどのように佐伯市と向き合い、どんな未来を紡いでいくのか、その歩みを一緒に追っていきましょう!
1学期授業の振り返り
1学期の授業では、SAIKIまちあるきロゲイニングに向けて下記の内容を実施しました。
★マッピングパーティー(チェックポイントの候補地を集める)
★チェックポイントの選定
★地図、チラシ、ルール説明動画の作成
実際にまちを歩き、チェックポイントとなりそうな場所を探しました。
・高校1年生に是非とも知ってほしい
・なんだか気になる
・変だけど面白い
など、理由はさまざまですが、地図アプリに投稿してチェックポイントの候補地をたくさん収集しました。
たくさん集まったチェックポイントの候補地から実際に使用するチェックポイントの選定を行いました。
SAIKIまちあるきロゲイニングに使用する地図やチラシ、ルール説明動画の作成も行いました。
イベント当日
7/6(土)に『SAIKIまちあるきロゲイニング』が開催されました。
当日は絶好のロゲイニング日和で、暑い中でしたが、熱中症対策をして本番を迎えました。
ゲームの参加者は佐伯豊南高校の1年生、約100名です!
ロゲイニング終了後、高校1年生にアンケートを実施しました。
アンケート結果では
・今まで見たことのなかったような店があったりしてもっと探してみたいとおもった
・あんまり意識して見てなかったところに沢山素敵な場所があったりして関心を持てた
・私が思ってる以上に佐伯市はいいとろがたくさんありました
・自分でも全く知らない面白い店が沢山あって、佐伯市の見え方が変わった
・街の人の優しさが感じられてとっても佐伯って暖かいと思いました
・佐伯市民ではないからあまり佐伯のことを知らなかったけど今回の活動で佐伯にはこんな良い魅力があるんだ〜ってなった
など、ポジティブな声がたくさんありました。
高校生に佐伯のまちのこと、人のことを知ってもらう機会を提供できました!
2学期授業での取り組み
1学期を通じて、佐伯の魅力を知った高校生たち。
しかし、彼らが佐伯での将来を具体的に想像できるかというと、まだ課題が残っています。
それは、「働きたい企業がイメージできていない」ということです。
佐伯で生活するということは、佐伯、もしくはその近辺で働くということ。すなわち、佐伯の産業構造や雇用について知らないと佐伯での将来をイメージするのは難しいのではないでしょうか。
そこで、2学期は、佐伯の産業構造や雇用にフォーカスした授業を展開していきます。具体的には、
・RESASを使って、佐伯の産業構造や雇用を調査
・調査した内容から地域課題について仮説検討
・実際に佐伯で働く大人にインタビューし、仮説検証
・調査内容やインタビュー結果をスライドにまとめ、発表
を実施します。RESASを使った課題の見える化から、高校生自ら考える力を伸ばす授業を実施していきます。
スライドの発表ですが、後述にあるベトナムロゲイニングで、ベトナムの高校生に向けてプレゼンしてもらいます。
また、ロゲイニングを学校だけで自走するための仕組みづくりとして、1学期のロゲイニングや2学期の授業内容をアーカイブに残す取り組みも実施していきます。さらに、佐伯市の観光・交流課さまより、ベトナムのニンビン省から派遣される高校生とロゲイニングを実施したいとのお声がけがあり、こちらの準備も授業で取り組んでいきます。
終わりに
今回このプロジェクトは、大分県南部振興局による高校生との連携事業を活用して推進しています。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
これからも高校生たちが未来を紡いでいく様子をどうぞお楽しみに!