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2025年6月5日

【イベント開催報告】アルベルゴ・ディフーゾ講演会 in 湯布院

2025年6月3日(火)、地域科学研究所は大分県由布市クアージュ湯布院にて「アルベルゴ・ディフーゾ講演会」を開催しました。
この日は、アルベルゴ・ディフーゾ・インターナショナル会長 ジャンカルロ・ダッラーラ氏と、アルベルゴ・ディフーゾ日本代表審査員 長谷川昭憲氏をお招きし、
直接、提唱者であるダッラーラ会長のお話を聞くことのできる貴重な機会となりました。

講演に集まってくださった方は、地域で宿泊業・飲食業を営む方、各種企業や自治体職員様など、アルベルゴ・ディフーゾに関心をお持ちの約70名。
先日、九州では平戸市が世界初として「アルベルゴ・ディフーゾタウン」の認証がされ、話題となっているところです。

講演会では、ダッラーラ会長より、

・アルベルゴ・ディフーゾがスタートした経緯や可能性
・他の地域での取組事例
・アルベルゴ・ディフーゾが大切にするもの、おもてなし
・地域においてどんな世界を実現するのか
・アルベルゴ・ディフーゾの認証で目指していること

 …等、世界に広がる「アルベルゴ・ディフーゾ」がどのような考えのもとに広がっているのか、どのような期待が持てるのか、
何を大切にし取り組んでいるのか、力強い思いを直接伺うことができました。

後半は湯平温泉のみなさんと一緒に「もし湯平でアルベルゴ・ディフーゾに取り組むなら?」をテーマに、パネルディスカッションを実施。実際に観光に携わられてきた視点から率直なご意見や可能性、課題について語っていただきました。

アルベルゴ・ディフーゾというまちづくりの考え方は、「認証」という制度はありますが、まず地域の中でできるところから取組を始めることが最初の小さなステップです。日本全国に空き家の問題がありますが、それを一つの地域資源として、そのまちを訪れる方々への受け皿にしていくこと、その場所を通して、地域の暮らしを感じられる場所を提供し、交流や雇用を生み出していく、これからの日本の各地域にとっても、とても可能性のある取組です。

最初は小さな一歩から。共に踏み出していきましょう。