地域科学の実践

ACTION当社の取り組み

むらづくりワークショップ×地図(大分県由布市 谷むら)

2020年6月25日
村を興す

谷地域はむかし農耕用の水に苦労する土地でした。


谷地域出身の偉人、工藤三助が生涯をかけて井路をつくり、


今は農業が盛んな地域のひとつになっています。


地元にある牛馬の神で知られる大将軍神社は、かつて、


鬼瀬(おにがせ)駅から、神社までの参道が参拝者であふれていたそうです。


谷地域を背後からみまもる妙音山(みょうおんざん)は、大分市まで一望し、


ふもとの人たちの手で守り続けられています。


村人による村づくり

大分県が進めるネットワーク・コミュニティ事業のサポートとして、


1年間、谷地域の村づくりを一緒に考えてきました。


県庁所在地の大分市に隣接する地域ですが、人口が少しずつ減っています。


昔から子どもたちを大切にしてきたこの地域では、


小学校を続けられるように、という願いがアンケートや話し合いからわかってきました。


期間中に小学生と地域歴史を知るプログラムに取り組んだお試し事業では、


地域の大人たちの子どもたちを見守るあたたかいまなざしを感じました。


話し合いをかさねて、


「自然に学べ 自然と遊べ 子どもが育つ 元気な田舎 ”谷むら”」


というスローガンがうまれました。


 


 


Instagramで少しずつ発信中!


 


https://www.instagram.com/tanimachitsukuri2020/


 


巨大地図を使ってむらの未来をえがく

GISを強みとする私たちは、


夏休みに地域の小学生を対象にワークショップを開催しました。


見たこともない大きな地図の上がその舞台です。


子どもの頃に遊んだ小川、見晴らしの良い山、春 満開の桜で彩られる丘陵地


地域の子どもたちの夢がいっぱい詰まった、空想のタワー


夢中で家を作るお父さんたち


いろいろな思いが詰まった地図ができました!


ワークショップ参加者の声

〇地区の方の話を聞いて、昔の遊び場など、知らなかったことがわかりました。子どもたちの感じていること、発想の豊かさに感動しました。


〇子どもの自由な発想が楽しかった。平和な町、楽しい町、元気な町・・・谷地域が、そんな場所になってほしいと思います。


〇創造することで想像できるまちづくりがあるのですね。よい経験ができました。


〇子ども目線のまちづくりであったが、中には会でも発展できそうな案もみられてよかった。