Action
地域科学の実践
2020年12月15日
地域の魅力をPRし、ブランド化を目指す「地域ブランディング」
大分県内の大学生が取り組む地域ブランディング授業に、地域科学研究所も参加させて頂きました。
今年のテーマは「道の駅 ゆふいん」
大分県で初めて重点「道の駅」に選定された「道の駅 ゆふいん」を
地域活性化の拠点とする活用案を出し合いました。
フィールドワーク
道の駅ゆふいん、湯の坪街道、塚原高原へフィールドワークに行きました。
旅館、物産展などにもヒアリング調査を行います。
実際に現地に足を運ぶことで初めて見えてくるものもあります。
例えば、湯の坪街道は歩いて観光する方がほとんどですので、
観光客になったつもりで歩くことでアイデアが浮かんだり、課題に気付いたり…。
そして疑問に思ったことはヒアリング調査でどんどん質問をしていました。
学生さんの積極的に情報収集をする姿勢が素晴らしかったです。
フィールドワークやヒアリング調査で得た知識や情報は
その後のグループワークでも大きな役割を果たしていました。
フィールドワークを基にグループワーク
その後は大学に戻り、案を練りあいます。
最終的には以下のような案が発表されました。
〇由布市の特産である梨とその葉っぱを浮かべた足湯の設置
〇竹を使った灯篭の製作体験と、露天風呂に灯篭を浮かべるアートプロジェクト
〇由布市に導入予定のノルクに乗りながら、田園風景とビールを楽しむビアノルク
※ノルクとは…
9人乗りの電気自動車。時速20km以下で走行します。
2020年9月~2021年2月28日まで湯布院の町を運行中。
大胆な案もあり、まちづくりに取り組む私達も勉強になりました。
学生さんのアイデア自体とても良いものばかりでした。
そこから更に授業に参加していた企業に直接話を聞きに行ったり、グループの全員が積極的に意見を出し合ったり
当初の案からどんどんより良いものになっていっていました。
大分県の未来を担う人財へ
今回の地域ブランディングの取り組みは
「おおいた共創士」認定の一環でもありました。
おおいた共創士制度では、大分県で活躍できる人財を地域と地元企業が協力して育成しています。
今回参加の学生さんもおおいた共創士を目指しており、
現段階ですでに活躍できそうな方ばかりでした。
学生さん達がおおいた共創士となり、将来大分県の未来を担う人財となる日が 楽しみです。
地方活性化に向け、私たちも今回学生さんから学んだことをまちづくりに活かしていきます。